2012年06月01日

三条会『ひかりごけ』

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三条会『ひかりごけ』

原作
武田泰淳

演出
関美能留

出演
榊原毅 立崎真紀子 渡部友一郎
近藤佑子 (以上三条会)
大倉マヤ 工藤真之介 江前陽平
角北龍 呉キリコ 篠崎大悟(ロロ)

2012/05/30(水) 〜 2012/06/03(日)
下北沢 ザ・スズナリ

難破した船の乗員4人が洞窟に辿り着く。
そこに食料はない。
なぜか生き残った船長が、その生き残った理由によって、裁判で裁かれていく。
船長の最後の台詞は「見てください。よく私を見てください」である。

ここ数年、もともと少なかった劇団員が、次々に辞めていく。理由を考えてみると、私が人を食った話ばかりをしているせいだと思う。三条会では、武田泰淳作「ひかりごけ」を、2001年の上演を皮切りに、国内外で多数上演してきた。舞台設定は学校の教室で、戯曲「ひかりごけ」を授業で朗読しているうちに、男子生徒が女子生徒にちょっぴり性欲を感じつつ、物語世界にいつの間にか巻き込まれていくという演出手法をとった。今回の2012年の上演は、その痕跡は全くないほどに新しいものになっている。私には、痕跡を残さず物事を消してしまう方法は、食べてしまう以外、見つからないのだが、皆様はいかがでしょうか。

三条会の「ひかりごけ」は2001年に第2回利賀演出家コンクールで初演され、関美能留が最優秀演出家賞を受賞した作品です。以来10年以上にわたり各地で上演をくりかえし、その都度ブラッシュアップさせてまいりましたが、今回、新たな作品として生まれ変わります。
新しくなった「ひかりごけ」にご期待下さい。

三条会

ひかりごけ (新潮文庫) [文庫] / 武田 泰淳 (著); 新潮社 (刊)
ラベル:演劇
posted by off-theater at 19:30| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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