2012年06月24日

身体の景色『音と言葉と身体の景色 vol.7』

karada%20.jpeg


身体の景色『音と言葉と身体の景色 vol.7』

テキスト
「エレクトラ」他

構成・演出
身体の景色

出演
久保庭尚子 境宏子(リュカ.)
西田夏奈子 中島美紀(ポかリン記憶舎)
福寿奈央(青☆組) 小川恵子 村島智之
三島景太 岡野暢

2012/06/22(金) 〜 2012/06/24(土)
日暮里 d-倉庫

去年の春。静かな雨の日。
何気なく音楽を聴いている時、
エレクトラの台詞が浮かびました。
また幾つかのエレクトラとは直接関係のない
漠としたイメージの断片が浮かびました。
ソフォクレスの言葉を基本使用致しますが、
他の作家の言葉が入る可能性もあります。

身体の景色は戯曲と向き合っていない、
悪ふざけに過ぎない、破壊しているに過ぎない。
そんな意見があるようです。
論理的に戯曲を解釈するということが、また言葉を軸に世界を立ち上げることのみが、戯曲と向き合うということなのでしょうか。身体の景色はその行為を放棄していると一部の人に思われている様です。

戯曲を体内に取り込む。戯曲世界が身体の奥で暴れ変容する。のち一定の時間を経て身体から出てきたものが元の戯曲の形そのままでないのは当然と思います。また頭の表層部分で理解不能なものが発生するのも当然と思えます。その過程が戯曲を無視しているというのなら僕は「そうですか」と答える他ありません。「演劇はもっと懐が深く、豊かな装置です」と。

“リアル”と“意味がわかる”はイコールではありません。
僕は“意味”にあまり価値を見ることができずにいます。
その姿勢は身勝手で不親切だという人がいます。
そのことについては真剣に考える必要があります。
風通しの良い入口、そして明るい窓について。
身体の奥をノックするためのひとつとして。

初夏のひと時。身体の景色はいかがですか?
ご来場こころよりお待ち申し上げます。

身体の景色

ギリシア悲劇〈2〉ソポクレス (ちくま文庫) [文庫] / ソポクレス (著); 松平 千秋 (翻訳); 筑摩書房 (刊)
タグ:演劇
posted by off-theater at 19:30| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

このしたPosition!!『人間そっくり』

stage28858_1.jpeg


このしたPosition!!『人間そっくり』
SENTIVAL!2012 参加作品


安部公房

構成
油田晃(劇団Hi!Position!!)

演出
山口浩章(このしたやみ)

出演
二口大学(このしたやみ)
広田ゆうみ(このしたやみ)
山中秀太郎(劇団Hi!Position!!)

2012/06/16(土) 〜 2012/06/17(日)
板橋 atelier SENTIO

《こんにちは火星人》という番組の脚本家のところへやってきた火星人と自称する男。彼は人間そっくりの火星人なのか?それとも火星人そっくりの人間か?男の弁舌に、脚本家は段々と自分が何かわからなくなってゆく…。

このしたやみ(京都)× 劇団Hi!Position!!(三重)

【このしたやみ】
演出 山口浩章、俳優 二口大学・広田ゆうみによる演劇ユニット。京都を中心に各地方で公演を行う。岸田國士・三島由紀夫・イヨネスコなどのテキストを2人の俳優により現代に見事に浮かび上がらせる。演出・山口浩章は、利賀演劇人コンクール2011で優秀演劇人賞(演出)を受賞。

【劇団Hi!Position!!】
三重県津市の小劇場・津あけぼの座の専属劇団として2008年に油田晃を代表に結成。オリジナル作品の上演と並行して古典・名作を取り上げてのリーディング公演「読み会」も行う。このしたやみは津あけぼの座での上演、劇団Hi!Position!!の京都公演の交流から今回、合同でSENTIVAL!に登場となった。

このしたPosition!!(津あけぼの座のホームページ内)

SENTIVAL!2012

SENTIVAL2012_face.jpeg
タグ:演劇
posted by off-theater at 19:00| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月09日

A.C.O.A.presents『スピリッツ オブ ジョン・シルバー』

acoa.jpg


A.C.O.A.presents『スピリッツ オブ ジョン・シルバー』
SENTIVAL!2012 参加作品

原作
唐十郎

構成・演出
鈴木史朗

出演
安達修子 石原愛子 伊吹卓光(第七劇場)
熊川ふみ(範宙遊泳) 三嶋義信 八木光太郎
横睦
POTCH(G.Vo)

2012/06/07(木) 〜 2012/06/10(日)
板橋 atelier SENTIO

現実を凝視しつつ、演技行為の中でさらに自身と世界の実在認識をつかみ取るべし!と空間に狙いをつけ、俳優が不惜身命うごめくときには、着地点の有無を問わず、「言葉」に見届けて欲しいと願っている。記号にせよモノガタリにせよ気根をはらんだ言葉がいい。「言葉」の側もまたカラダを見定める。戯曲「ジョン・シルバー」を触媒に、千紫万紅、俳優達の創造力が、淫猥でエレガントなエーテルの螺旋を現出させる。(cafe犀の角あり) (演出:鈴木シロー 公演チラシより)

オフィス瓢

SENTIVAL!2012

SENTIVAL2012_face.jpeg
タグ:演劇
posted by off-theater at 19:00| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月01日

三条会『ひかりごけ』

stage27606_1.jpeg


三条会『ひかりごけ』

原作
武田泰淳

演出
関美能留

出演
榊原毅 立崎真紀子 渡部友一郎
近藤佑子 (以上三条会)
大倉マヤ 工藤真之介 江前陽平
角北龍 呉キリコ 篠崎大悟(ロロ)

2012/05/30(水) 〜 2012/06/03(日)
下北沢 ザ・スズナリ

難破した船の乗員4人が洞窟に辿り着く。
そこに食料はない。
なぜか生き残った船長が、その生き残った理由によって、裁判で裁かれていく。
船長の最後の台詞は「見てください。よく私を見てください」である。

ここ数年、もともと少なかった劇団員が、次々に辞めていく。理由を考えてみると、私が人を食った話ばかりをしているせいだと思う。三条会では、武田泰淳作「ひかりごけ」を、2001年の上演を皮切りに、国内外で多数上演してきた。舞台設定は学校の教室で、戯曲「ひかりごけ」を授業で朗読しているうちに、男子生徒が女子生徒にちょっぴり性欲を感じつつ、物語世界にいつの間にか巻き込まれていくという演出手法をとった。今回の2012年の上演は、その痕跡は全くないほどに新しいものになっている。私には、痕跡を残さず物事を消してしまう方法は、食べてしまう以外、見つからないのだが、皆様はいかがでしょうか。

三条会の「ひかりごけ」は2001年に第2回利賀演出家コンクールで初演され、関美能留が最優秀演出家賞を受賞した作品です。以来10年以上にわたり各地で上演をくりかえし、その都度ブラッシュアップさせてまいりましたが、今回、新たな作品として生まれ変わります。
新しくなった「ひかりごけ」にご期待下さい。

三条会

ひかりごけ (新潮文庫) [文庫] / 武田 泰淳 (著); 新潮社 (刊)
タグ:演劇
posted by off-theater at 19:30| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。